既にご案内の通り、10月26日(日)、八幡市民オーケストラ 第44回定期演奏会にて、ソリストをつとめます。
今回演奏するのは、アメリカの国民的作曲家 ガーシュインの『ピアノ協奏曲 ヘ調』。
1924年に『ラプソディー イン ブルー』を大成功させたガーシュインが、翌1925年、指揮者W.ダムロッシュから "本格的なピアノ協奏曲を" と依頼され、書かれたものです。
アメリカ経済が空前の大繁栄をとげ、大衆文化が花開いた「黄金の(あるいは狂気の)1920年代」ど真ん中。
伝統的な構成の中にジャズの影響が深く刻まれたこの作品は、きらびやかな時代にあって、アメリカの影へも目を向けていたガーシュインの魂が籠っているように感じます。
豊かだけれども一筋縄ではいかない、"アメリカの"協奏曲。
作曲家27歳の、新境地を開かんとする野心作です。
初演はガーシュインの独奏ピアノ&ダムロッシュ指揮/ニューヨーク管弦楽団。
1925年12月、NYのカーネギーホールで行なわれました。
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